ニュージーズ よかった の文
ニュージーズ 最高‼️
が言いたいだけ!割と長い!!!です!
観劇回数→2回
観劇席位置
初回→二階席中央
2回目→一階かなり前列中央
の各回で殴り書いたメモの清書です。
殴り書き文と補足で語調が違うので読みづらい仕様になっています。が、わかりやすいと思うのでぜひ楽しんでいただければ…(正当化)
【初回】
この回はもうただただ
「久しぶりのミュージカル!感じるぞ!!!!」で行きました。
結論
「あーーこれ、これが好きなんだよなァァァァァァァァ!」になった。ミュージカル最高。
一幕
久しぶりに感じた声の厚み、布の音、足音、そういう生でしか感じられないものにすごく揺さぶられた。
最初のSanta FeのFeの歌声の芯の強さと深み、伸びを聴いた時に泣きそうになった。響きがすごかった。
そしてアンサンブルの声が一気に迫ってきた一音目で鳥肌が立った。やっぱり生で聴く迫力は違うしこれが浴びたかったんや…になったし、アンサンブル、それはそれは素敵なんだよーーーーー
やっぱり人数の多いミュージカルが好きすぎる。手が揃う、声が揃う、動きが揃えば足の音、布の音が揃う。
揃うことでジャックが束ねているニュージーズの愉快さ、力強さが伝わってくる。
京本さんの振付のテイストが違うことが上手く活きていると思う。
アンサンブルの端正な踊り方しなやかな踊り方とは違ってジャックにはすこしの力強さが、意志があるように見えた。
ジャック達の狡猾さと泥臭さ、でも自分達にそれだけしかないと突きつけてくる家族の存在がある新入りや知識を持つキャサリン。
でもそんなキャサリンもまた、一人で戦う人間のひとり。
「ハンサムで、でも女たらしで!でも変革を起こすリーダーかもしれない!」
そんなジャックを追いかけることで自分も何かを成したい。
そんなキャサリンの強さが素敵。
手錠をかけられるのを陰から見ていることしかできないジャック。そして訪れる一人の夜。
サンタフェが夢から葛藤に変わるのが切なすぎる。
希望の象徴サンタフェへの強い憧れと目の前に広がる絶望。
夢を語った相手が今隣にはいない。
そんななか1人歌い上げるサンタフェへの想いは彼を繋ぐものか、それとも苦しめるものか。
二幕
幕間明け一発目のアンサンブルダンスゾーン!!!!!!!
なんだあの最高は…タップダンス選抜のサイコー加減…金髪の兄ちゃんが2人好きすぎた。ツンツンの金髪とサラサラスタイリッシュ金髪。
あとブルックリン勢の厚み…迫力……衣装の色味と振り付けとであんなに変わるか…………力強くて勇ましくてコイツらが味方になったんなら大丈夫…!と思える圧が出るダンサー陣、超カッコよかった。出てきた瞬間心の中でガッツポーズした。
キャサリン、超可愛くない…?
いやジャックはもちろんカッコいいんだけど、キャサリン可愛くない…??????
ジャックがかっこいいからキャサリンが可愛いしキャサリンが可愛いからジャックがかっこいい…………
あの屋上でのジャックの「………ここの間には?」のあの指の感じ超好き。
なんだあの微妙な距離感は。いじらしすぎる。
強気かと思ったら引くし、そのあとの冗談言う空気感はほにゃほにゃいちゃついてて絶妙だし…かわいい……一生やってろ………
あとスポットの影が良すぎた。月の光に照らされた2人のまるく切り取られた世界。
2階席の味わい深さだな〜と思った。
クラッチー刺さりまくりの私
冒頭からあのイキイキとした青年はなんなんだ?!良すぎんだろ??????と思ってましたクラッチー……………いや一幕の手錠かけられるシーンの刺さり具合よ…なんだあれは………
からの院内クラッチーソロ………
絶望の淵で笑うのが上手すぎる…笑いながら辛いことを全て乗せて書いて、でも伝わらないように隠して。これだけは確かだろうと「兄弟」と呼ぶ姿。
それを受けてのジャックの「手紙を受け取って会いに行ったんだ。けど窓際に来なかった。」
ここの台詞めちゃくちゃしんどかった。
クラッチー……………動きが華麗すぎる。松葉杖が生きとる。表情の活き方が尋常じゃない。
あと身の振り方。肩の正面への向け方とか緩急とか、舞台の上で生きてらっしゃる方か…映えが凄い……になったよ…
以上松岡広大さんに滅多刺しにされてしまったネ…………のコーナーでした。
(自分でも急に松岡広大さんを語るコーナーが始まってて見返してビビりました。かなり鮮烈だったらしいですね。。)
初見を通しての印象
ジャックが悠々と大胆に、余裕を持って立ち振る舞ってる印象で逆にクラッチーは動きにハリがあってくるくると表情が変わる印象。ジャックの器の大きさ、リーダーとしての強さとクラッチの感情の豊かさ、軽快さ快活さをそれぞれの人物によって引き出し合ってたな……相性良すぎるわ……
2人が友達で親友で兄弟なのに納得せざるを得ない空気感がとても楽しそうだった。
ジャックとキャサリンにしろ、ジャックとクラッチーにしろキャスト間の相乗効果が果てしないな〜と思った。それぞれの持ってる色が混ざるところは混ざって、残したい、目立たせたい色はきっちりと出ている感じがすごく気持ちよかった。
全編通してとにっっっっかく楽しそうだった。拍手を浴びながら照明が落ちていくあの空気、背中に拍手を浴びながら次の転換に向かう後ろ姿、その全部がかっこよくて幸せそうで。ステージに立つ楽しさってそこにしかないものがあるよなぁと思わされる姿だった。そりゃ踊りたくなるわけだよ…真ん中でスポット浴びて視線全部もらうのも、周りと合わせて一つの振りを作り上げるのもめちゃくちゃ気持ちいいもんな〜〜!
初回観劇の私、めちゃくちゃ楽しかったんだろうな…(もちろん超楽しかったです)
踊りたくなってるのがよくわかる感想メモでした。
ちなみに、メッダのステージのシーンは拍手で参加したくなったし、喧嘩のシーンとかめちゃくちゃヤジ飛ばしたくなりました。
声出して良い状況下なら多分やってましたね…
【2回目】
前列だ!というのがわかってたので初回で気になった「人物の色」を観よう!と思って行きました。
ジャックとクラッチー、ディヴィとキャサリン、それぞれがどんな表情をしてどんな風に生きているのかを見よう…で挑んだレポです。
ジャック
ジャックはみんなのリーダー。それが生きてきた道でありそんな自分が誇らしい。それが動きにも表情にも現れていた。劇中で書かれる「STRIKE」の赤い文字のように、ローラーでグッと一本線を描くような力強さがずっとある。動きのほとんどが直線的で太くて、迷いがない。
そんなところがあの個人事業主たるニュージーズの面々をまとめている何よりの証拠だと思った。
肩を抱く回数、誰かの頭に手を乗せる回数が結構あるな、と思った。同意を求めるように、「しょうがないなぁ」と余裕を滲ませるように、隣にいる誰かをけしかけるように、そして仲間を確かめるように。
クラッチーが捕まるのを陰から見ているシーン。あのとき手を噛んでグッと堪えているのがすごく刺さった。捕まるわけにはいかない、けれど目の前でクラッチーが。その後もピュリツァーに追い詰められた時にまた手を噛んでいて、この少年はどこまでも苦難に耐えながら立ち続けてきた青年なんだと感じさせられた。
座る時のスタンスが全部足を大きく開いたり、椅子の上に組んだり、机の上に乗っけたり、そういうキャラ付けも的確でドンピシャだったと思う。
最後のピュリツァーと交渉していくシーンでサスペンダーに親指かけてるのとかまさしく、自信のある青年!を体現しようとしているみたいで頼もしかった。
クラッチー
クラッチーは軽やかで、繊細で強かで。けれど調子が良い。
ローラーで大胆に線を描くジャックとは違って、筆でリズミカルに細かい部分を乗せていくような感じ。
手の動き、振り付け、そして全ての表情に細かいアクセントが付いていて、それが彼の柔らかな雰囲気を醸しながらもどこか危なげで儚い雰囲気も纏わせる。色気あるよなぁ〜クラッチー。
感化院で手紙を綴るクラッチーの「元気だよ、ピンピンしてる」あの言葉と表情の食い違いがもーーーーう最高。
あんなにヒリヒリとした生傷みたいな「元気だよ」があるか…?
最後に笛を吹きながら登場するところ、初回は音が裏返ってた?と思ったけどあれ、もしかして演出?
一瞬笛の音が裏返るような、ちょっと間抜けでへらへらしてそうな性格が出てた音なのかもしれない。
スナイダー連れてきた時に、マイクオフで「スパイダースナイダ〜」ってジャックに得意げに言ったり、そのほかにもたくさんクラッチーによって散りばめられた会話があって、ニュージーズに表情をつけているのはクラッチーだなと思った。
確実に松葉杖もその表情の一つだった。あれが人の手に渡って人に支えられて歩いて、戻ってきたり。松葉杖が分身として、そして身体の一部として動くことでクラッチーの溌剌さと仲間との距離感がより表されていたと思う。
ディヴィ
ディヴィは純粋に、世を捻くれた目で見ていない。彼らの服だけ煤けていなくて明るいのがニュージーズの中にいると際立つ。
でも彼はだからこそスレていない、街中の状況から希望を見つけ出して来る明るさと強さがある。
多分、あの場にいたのがクラッチーなら、彼らの中にあるニュージーズとしての習性(どうせ下働きだという気持ち)で、ストライキは続いていなかったのじゃないかと思う。
「クラッチーに良いことがある?」でジャックが動くのがわかっているディヴィ。賢いね。そんなところも好きだった。
キャサリン
キャサリンは絶対にジャックに恐れをなさない。
多分「自立した女性が好き」というジャックのちょっとした言葉は彼女にとって欲しかった言葉なのだと思う。
寄り添う、というよりはお互いに前を向きながら隣で戦っていくスタイルの二人。
「君が男だったら今頃殴ってたよ!」「私が男だったら今頃片目が腫れてるわよ!」からの女の子だからこそできた「一発」をお見舞いするキャサリン。そういうところが大胆でジャックとお似合い。必ずジャックの目を見てものを伝えるキャサリンの真っ直ぐで、けれどしなやかなところがとても素敵な女性だな。と思った。
信じられるものがある、とキャサリンから告げられた時のジャックの表情の動き方がすごく良かった。今までぐっと力を入れたままだった目尻がふわっと和らいで少し歪んでいく感じ。
対等に、二人で歩いていけるであろうところがとても好きな二人でした。(←これは菅田将暉のANNを聴いた後に補足を入れているので完全に情緒を持っていかれているコメントです。でもほんとにそんな感じだった。)
それぞれの人物がお互いを生かし、繕い合って、支え合ってその街で生きて来たんだろうな…
そしてこれからも生きていくんだろうなぁ…というキャストが醸し出す空気が堪らなかったです。
私がニュージーズならクラッチーと冗談言い合ってジャックに笑われるポジションが欲しいです。
【二日間通して好きだったところ】
“目”の表現
「目に星が浮かんでる」「俺の瞳の中に見えない?」そして「目で星を見て、地に足を」の台詞。
何を見て、その人の中に何があって、何を成し遂げようとして、どこに立つのか。
劇の主題と合わせてすごく効いている台詞だなぁと思った。
ニュージーズみんな大好き
アンサンブルの子たちのキャラの作り込みが凄くない…?動き方、髪型から来るものが多いと思うんだけど、それ以外のジャックたち本筋の後ろでの会話とか細かい表情の作り方とかそれぞれにしっかり像があるのがわかった。
(この後、アンサンブルの方々の役名/俳優名を一致させた結果、フィンチ‼️‼️になっているのは皆さんご存知の通りです。)
体格!!!!
体格の差!!!!!!体格ありきでキャスト選んだんか…?くらい最高の仕上がり方だった。
京本さんにあんなに厚みと逞しさがあると思ってなかったし、広大くんのバランスのいいしなやかさと華奢さがある身体、清史郎くんのちょっと頼りない感じだけどしゃんと伸びた身体。さいっこーーーーの組み合わせだった。
3人が全く違ってそれがピッタリとハマる感じ、京本さんの言葉を借りれば令和の少年隊。間違いないです。
手の動き
キャサリンとジャックの絡み(なんて品のない言い方❗️)の時の手の動きがまぁーーーーそれはそれは…
最初控えめかと思ったらギュッと掴んだり、ゆっくり腰に回したり、ああいう動きって映像で見るのと生で見るのとじゃ心にかかる圧が違うんだな………
【総括】ニュージーズ よかった
ニュージーズ“が”よかった
ニュージーズ“で”よかった etc...
いろんな接続詞で「ニュージーズ」と「最高」を繋げたい気持ちでいっぱいです。
二回を通して、人間たちが生きて、つくって、その場に息づいている舞台なんだ…っていうのが舞台に立つ人の表情を一目見ただけで伝わってくる、そんなミュージカルだったなぁと今でもあの場で触れた空気感を思い出します。
昨日(2021/11/17)、大千穐楽を終えて“SixTONES 京本大我”に帰ってきた京本さんを見て、改めてそこにいる京本大我とは違う、舞台の上に居たジャックの強さを感じたような気もしました。
そんな京本ジャックの強さを肌で感じることが出来たこと。
そしてなんといっても、色々なことを乗り越えた、久しぶりのミュージカル鑑賞がニュージーズだったこと。
他にも書ききれていないことだらけで惜しくはありますが、沢山の感謝を込めて、このブログの締めにしたいと思います。
最後まで舞台を届ける為に、彼等とともに駆け回って下さった全ての方々に感謝が届きますように!
素敵な全39公演をありがとうございました!
またいつか!
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